長崎県墓石総合案内

墓じまいを放置するとどうなる?リスクと対応策【長崎県】

「お墓、そろそろ何とかしないと…」
そう思いながら数年が経っていませんか?

遠方にあってなかなか足を運べない、
親族と相談するタイミングが合わない、
費用のことを考えると一歩が踏み出せない…。

けれど、お墓は放置すればするほど、状況が悪化します
そこで今回は、墓じまいを先送りすることで起こるリスクと、いま取れる具体的な対応策をお伝えします。

お墓の放置で起きる3つの深刻なリスク

お墓を放置している方に多いのが、
「そのまま置いていても特に問題ないだろう」という思い込みです。

しかし実際は、次のような事態が進行していく恐れが…

管理料の滞納で撤去される可能性がある
墓地の多くは年間管理料の支払いが義務付けられています。
 未納が続くと管理者から連絡が届き、やがて「無縁墓」として撤去されて しまうことがあります。

遺骨が合葬されることもある
➡一定期間を経た無縁墓は、合葬墓などに遺骨を移されるケースも。
 この際、家族の希望が反映されることは基本的にありません。

墓石の倒壊などで他人に迷惑がかかる
➡放置された墓所は、風雨や地盤の緩みで石が傾き、隣接区画や通路に被害 を与えることもあります。
 その際には賠償責任を問われる可能性もあります。

名義や承継の問題も「放置」すると深刻化する

お墓は土地や家とは異なり、「祭祀財産」という特殊な扱いになります。
それゆえに、放置が続くと相続や名義変更も複雑になります。

誰の名義か分からないままでは手続きできない
➡墓じまいには「改葬許可申請書」「永代使用権返還届」などが必要です が、申請できるのは名義人または祭祀承継者のみ。
 この名義が不明確だと、必要書類が揃わず、撤去も改葬も進められませ  ん。

親が亡くなって初めて気づくケースも多い
➡よくあるのが「お父さんの代で管理していたお墓、誰も何も分からない」 という状況。
 残された子世代が慌てて手続きに奔走するケースは、近年非常に増えてい ます。

墓じまいを進めるために、今すぐできること

「やらなきゃ」と分かっていても、なかなか動き出せないのが墓じまい。
だからこそ、“今すぐできる小さな行動”から始めましょう。

現状を把握する(管理料・名義・埋葬状況)
➡まずは現在のお墓の名義人は誰か?
 
管理料は支払っているか?遺骨は何体か?
 
これらを把握することがスタート地点です。

家族と意向をすり合わせる👪
➡改葬するなら納骨堂か?樹木葬か?手元供養か?
 「どうしたいか」を家族間で話し合っておくだけで、後の流れが格段にス ムーズになります。

信頼できる相談窓口に早めに相談する
➡墓じまいには、書類手続き・行政対応・工事・遺骨の移動など、専門知識 が必要な工程が複数あります。
 そのため、石材店や専門相談窓口への事前相談が非常に有効です。

まとめ|“そのままにしておく”ことが最大の負担に

お墓の問題は、黙っていれば自然に解決するものではありません。
むしろ、「放置すること」こそが、一番のリスクです。

✔️ 管理料の滞納からの撤去
✔️ 合葬されてしまうリスク
✔️ 倒壊などによる他者トラブル
✔️ 名義不明で手続き不能

こうした事態を避けるためには、「今」行動するしかありません。

難しいことは、いきなりやらなくて大丈夫です。
まずは「相談」からはじめてみませんか?

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